星が降りしきる箱庭
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精霊のこどもたち
そこは、いつか還る所。
時を忘れし天使が暮らす惑わしの庭
精霊樹の森
Liberi Spirituum
精霊樹の森について
辺境の街より更に最果てに拡がる森。
上から見ても横から見ても小さな森に見えるけれど、
どこから見ても森の奥が見えない。
迷いの森入口と入り口周辺は現世にあるものの、
森の奥に入ると同じ座標の別の位相になるため、
現世のどこでもない場所になる。
現世からは小さな森にしか見えないが、本来の位相では広大。
精霊樹の森は別位相の大精霊樹の神域にある。
館周辺はフェミーリエの神域でもある。
精霊樹の森の位相であれば、仮に長く居続けても身体に支障がおきたり“ヒト”でなくなったりはしない。
しかし迷いの森は別。
現世の理から外れた幽世寄りのため、絶対に長時間滞在しないこと。
外から来た者には長い長い回り路だが、森に認められた場合は次回から館まで空間転移できるようになる。
森が認めなければ空間転移は使えない。
初回は誰もが長い路を歩まなければならないのは、
この地にすまうもの
(精霊樹や植物や精霊や妖精や幻獣等)
がこの美しい世界を楽しんでほしいと思っているため。
また、現世の穢れを四季の森が持つマナが浄化するため。
森で見られる青く光る花はこの森にのみ咲く花で、
森が認めた者を正しき路に誘う役割を持つ。
精霊樹の森に住む天使は、この世界の天使たちとは
かなり性質が異なる。
最も大きい要素は天使たちの固有特殊能力である。
精霊樹の森の起源
太古、異界の大聖女フレデリカがマナの女神へとなり神格を得た後、たくさんの子供を産み、溢れるほどの愛情を
そそぎ、大切に育て上げた。
うまれた子供の1人はたいそう好奇心旺盛であり、
また、異界を渡る稀有な能力を持っていた。
異界を渡りたどり着いたこの世界で、太古の大精霊樹と
出会い、良き友人となった。
彼女はこの世界を愛し、永住先として決め、この地を作り上げた。
初代天使とその伴侶について
森を創り出した初代天使が、人間の魔法使いの青年と
恋に落ち、互いに惹かれ合い結ばれた。
初代天使と青年の愛の結晶、それが長女である天使フェミーリエと、次女である天使マリーミルであった。
初代天使は、母フレデリカのように、溢れんばかりの愛情で、娘たちを大切に育て上げた。
好奇心旺盛で愛情深い初代天使の性格はマリーミルに、思慮深く探究心のある青年の性格はフェミーリエに受け継がれている。
青年が寿命を迎え深き眠りにつくまで、家族仲良く暮らしていた。
しかし、人間であった青年は、天使達と同じ時を生きることはできない。
少しずつ老いていき、愛する家族に見守られながら深き眠りについた。
亡骸は、雨露の回廊の蛙岩の下で安らかに眠っている。
その後初代天使は2人に自身の力を継承し、古の魔術により自身も生を終え、伴侶を追い生涯を終えた。
精霊樹の森を散策する
Purificatio per Silvam
迷いの森
ずっと夜の不思議な森で、精霊樹の森を覆うように円形にひろがっている。
入口付近には蛍や梟が居るものの、一定の距離まで進み現世の位相から外れた瞬間に、生物は何もいなくなる。
時の流れがゆるやか。現世の理から外れた幽世寄りの
位相であるため、長時間滞在しないこと。
害する気持ちや邪な心を持っていると永遠に彷徨い、
出られない。
死ぬことも生きることも出来ず、生命の理から外れる。
魂が常夜に渡ったあと肉体は消滅する。
常夜に渡る前はそこにあるけれど存在せず、誰からも触れることが出来ず、誰かに触れることができない。
精霊樹の森に棲う天使が、月に一度死者の魂送りをし、
成仏させて常夜に送り届ける。
精霊樹に招かれるか、精霊樹に認められた人間に連れてきてもらえたら森を抜けられる。
招かれた場合、花が道しるべのようにぼんやりと光り正しき道へ誘う。
森を抜けた先には、小鳥歌う花畑が拡がる。
神の領域である現実離れした美しい風景に、暫し言葉を失うことになる。
小鳥歌う花畑
静寂で恐ろしい迷いの森を抜けた先にある、春の花が咲き美しい小鳥が歌う幻想的な花畑。
館から見て西~南西に位置する。
迷いの森を抜けてすぐ西~北西には氷煌めく水辺が拡がっているものの、直接そちらに進むことはできない。
花の香りをのせたあたたかい風がふわりと吹き、
やわらかな陽射しがおりている。
神の領域に相応しく楽園の如き美しさを誇る神秘の花園。
花の蜜をしぼる道具があり、フェーミルがよく蜜を作りに来る。
リスやうさぎなど様々な動物が生息しており、
幻獣や聖獣も生息している。
フェミーリエとともにフェーミルを育てあげた。
フェーミルが幼い頃、ここで動物と遊び、フェミーリエに
花冠を作り、お弁当を食べて日向ぼっこをしていた。
森の幻獣や聖獣は彼女たちのよき相談相手であり、
話し相手である。
旅の合間に森に帰ってくる彼女たちの旅の話をよく聞いている。
生前のマリーミルが愛した地であり、森の奥のどこかに、
中身は空っぽの、マリーミルの墓がたてられている。
中には壊れてしまった、姉妹のお揃いのピアスと、
フェーミルが作った花冠が入っている。
花冠には時を止める魔法が施されている。
彼女の墓に辿りつくには、フェーミルまたはフェミーリエと親しい者でなければならない。
また、人間の本質を見抜く、森の聖獣と幻獣に認められること。
ふたりがいない間は、森の動物や幻獣や聖獣がお墓の周りを綺麗にしてくれている。
雨露の回廊
苔むした岩で出来た洞窟。館から見て南。
花畑を抜けた先にあり、入口に蛙のかわいい岩がある。
この蛙は、初代天使が見つけた「なんか蛙っぽい岩」を
蛙のように頑張って魔法で加工した品である。
また、入口付近にある睡蓮は、元の世界より持ち込んだ
初代天使のお気に入りの花。
初代天使が最も愛した場所で、伴侶とよく逢瀬のひとときを過ごし、語り合った愛の地でもある。
洞窟の周囲には美しい紫陽花が群生している。
洞窟を進むと一度外に出る。
外には岩の屋根がある渡り廊下があり、渡り廊下に出ると、そこだけは常に雨が降っている。
その雨は愛し合う恋人たちを見守っており、この渡り廊下で愛を誓った者たちは幸せになると言われている。
渡り廊下の下は水辺となっており、蓮や睡蓮が咲いている。
陽光の草原
回廊を抜けた先にある緑生い茂る初夏の空気の草原。
館から見て東~南東。に位置する。
色とりどりの蝶が羽ばたく幻想的な草原で、他に生物はいない。
爽やかな草木の香りと鮮やかな花が魅力の癒しのスポットで、体の疲れをとるのに最適。
エレオノーラのお気に入りのスポットで、遊びにきた際は必ず訪れている。
実りの園
草原の先にある、秋の花が咲き果物が実る豊穣の地。
館から見て東~北東に位置する。
リスの親子が沢山住んでおり、夜には梟がホウホウと楽しくお喋りをする。
読書に最適の土地で、よくフェーミルがここで本を読んでいた。
月光の運河
実りの園を抜けた先にある七色に光る運河。
七色の光の正体は底に沈む、色とりどりの水晶。
夜に訪れると月の光が運河を照らし幻想的に輝くという。
館の北に位置し、実りの園と氷煌めく水辺を結ぶように、
まるで月光をそのまま固めたような優美な橋がかかっている。
浄化の力に満ちており、疲れを癒してくれる。
氷煌めく水辺
月光の運河にかかる橋を渡った先の美しき水辺と雪原。
館から見て西~北西に位置しており、最終的に館の北西側に辿りつき、そこから夢幻の館のあるフェミーリエの神域に入る。
たくさんの水晶が煌めく青く美しい世界。
フェーミルの魔力と相性が良く、この水辺付近にいると
魔力や体力の回復がはやい。
フェーミルはよくこの水辺で瞑想を行い、魔力の質を高めている。
また、雪原の中央で鍛錬を行い、鍛錬の後は復元魔法で周囲の環境を修復する。
神域のため、特に逆属性が故の不調等は起きないものの、エレオノーラは純粋に寒がりなのであまりこちらには来ない。
夢幻の館
フェーミルとフェミーリエがすむ家。 精霊樹の森の真ん中あたり。
大きな書斎や客室などもある大きな館。
離れや井戸もある。
離れはフェーミルが調合や錬金術を行う場所。
1階はキッチンと広めのダイニングとお風呂と客室があり、2階は広い書斎とフェーミルの部屋とフェミーリエの部屋と空き室がいくつかある。
花畑、草原、園、水辺ん…と四季を司る領域と直接行き来できる路がある。
ただし迷いの森側から入った場合、館へ直接向かう路は閉ざされており見ることができない。
星が降りしきる箱庭
夜になると星が降り注ぐ不思議な庭。
館の後ろにあり、月光の運河の正面に位置する。
青い花が咲いており、夜になると星のマナと共鳴してぼんやりと輝く。
飲み物を手に、フェミーリエとフェーミルが星空を眺めながら語り合っていた。
フェーミルがツクモと結ばれてからは、2人の逢瀬の場所になった。
月光の運河
夢幻の館の後ろ、星が降りしきる箱庭から北上し運河に向かった時だけ渡ることができる虹のような不思議な橋。
※描けなかったので、画像は月光の運河です。
運河にかかる月光の橋と交差するようにかかっている。
あちらは直線でこちらはアーチ状。
悲しいことがあったけれど互いに気を遣わせたくない時、彼女たちは水面を眺めながら感情を整理する。
悟りの路
虹の架け橋を渡った先にある林道で、月明かりに照らされた神秘の森。
二柱の女神像が正面を見据え、入り口で優しくほほえんでいる。
左の女神像は星と六角星を模した杖を持っており、
異界のマナの女神フレデリカの像である。
女神像の足元には、迷いの森や箱庭に咲いていた青い花が咲いている。
右の像は月と蓮を模した杖を持っており、初代天使の
死後、彼女の功績を讃え、フェミーリエが創り出した。
聖域に向かう入口。秘匿された神秘的の地。
厳かで来るものを見定める森とは対照的に、女神像は子を見守る母親の様な優しい瞳をしている。
聖域までの道のりを誘うように青い花が咲いている。
大切な人たちを亡くし、寂しくて寂しくて胸が張り裂けそうになった時、両親に想いを馳せ寂しくなった時、フェミーリエはよく女神像に祈りを捧げている。
また、心が壊れそうになった時、やり場のない激情をやり過ごしたい時、フェミーリエはいつもここに背を預け、静かに夜空を見上げている。
精霊樹の古木
悟りの路を進むとあらわれる精霊樹群。
青みがかった不思議な樹木で、太くどっしりとしている。
様々な長さの大樹がはえており、それそれがうっすらと
キラキラした光をまとっている。
根元にはところどころ青い花が咲いており、
惑う者を導く様に、優しく光っている。
夜闇の森であるものの、それぞれがぼんやりと光っているため、幻想的な風景を作り上げている。
誠実の祭壇
精霊樹の森の最深部、精霊樹の古木に囲まれた祠。
祠の中は静寂に満ちており、左右のステンドグラスには
美しい蓮が描かれている。
祠の中を、差し込む月の光が幻想的に照らしている。
祭壇には、青みがかった絹に青い花の刺繍が施された
美しい布がかかっている。
祭壇の最上部に、真実の聖杯と呼ばれる白銀の聖杯が
おかれている。
真実の聖杯には、竪琴を奏でる天使の意匠が施されて
おり、異界のマナの女神を模しているとされる。
聖杯の下部分には星と月の模様が彫られている。
魔術で姿を偽る者や悪意を持つ者は、真実の聖杯に触れることができないと言われている。
もし触れようとした場合、その邪な身体は裁きの光で焼かれてしまう。
裁きの光は、太古の天使の始祖の祝福と古の大精霊樹の力により編み上げられた術式で、その時代にこの森に住む天使が日々放出する神気を触媒に発動する。
祭壇の後ろの重厚な扉より、古の大精霊樹の聖域に出ることができる。
古の大精霊樹の聖域
静寂に包まれし、幻想の聖域。
月光が照らす広い空間で、満月の晩は大樹の前に、
星の結晶が一つだけふわりと舞い落ちる。
開けた空間になっており、右側には禊の滝と呼ばれる滝が滴り落ちている。
左側には湧き水がわいており、祈りの雫とよばれている。
右手側に流れる滝で手を清め、左手側にあるわき水を
聖杯にくみ、祈りを捧げながら大精霊樹にかけると知恵を授かることができる。
清廉な空気が満ちた泉が拡がっており、蓮が咲いている。
泉の奥には大きくて太い、古の大精霊樹が根ざしており、ぼんやりと光をまとっている。